1. SMS で監視できるモータのタイプ

SMS は新しいモーターにしか取り付けられないのでしょうか、それとも既に何年も使用されている古いモーターにも取り付けられるのでしょうか？
SMS は新しいモーターだけでなく、現場で稼働中の古いモーターにもインストールすることができます。

このモーターは SMS で監視できますか？　銘板の写真は下記に貼ります。

はい、監視できます。下記の図の四角で囲った部分から以下の仕様が読み取れます。

• 低電圧 (<1000V), ３相誘導モータ
• シャフトの高さが 90S (小さい)
  

SMS は以下の要件を満たしているモータを監視できます：

• 三相誘導モータ (“3~MOT”)
• かご型モータ
• 一般的には、すべての IEC または NEMA モーターが適しています（一部のプレートには、IEC/ICE の代わりに EN (European Union) と記載されている場合があります）
• 低電圧：電源電圧が 1000V 以下
• モータ・シャフトの高さ（またはフレーム）が 90 ～ 400, 定格電力で 0.37 ～ 500kW
• 周波数インバータ (VFD) または直接ライン (DOL) で駆動されるもの
  

直流 (DC)、サーボモータ、巻線モータなどの他のタイプの電気モータは適していません。

以下は SMS でモニターできるモータの例です。

既に問題があるモータでも SMS で監視できますか？
初期学習プロセスにおいて、OtoSense AI は SMS が取り付けられているモータのデジタルモデルを構築し、これを基準にして監視を行います。それ以上の劣化があった場合は、警告が出されます。設置した時点で、2つの状況が考えられます：
1. 重大な問題の兆候や差し迫った故障はなく、小さな問題があるかもしれませんが、オペレーターが確認したものではありません：インストールを続行し、SMS は正常に動作します。
2. 既存の問題が確認されており、モーターが正常に動作していない場合：SMS をインストールする前に修理する必要があります。